2009年になって1週間がすぎているけれども、その辺は気にしない気にしない。
基準は「ぼくが2008年に読んだ漫画」ということで、かなり緩いものであります。刊行年はあまり気にしていないけど、だいたいは今年出たもので占められる、はず。
では続きを読むから順不同で。
■魔人探偵脳噛ネウロ(松井優征) シックス編に入って中弛みしていたかな、と思っていた点を08年下半期に入って見事に払拭・挽回してくれた作品。不自然な箇所もちゃんと伏線として回収してくれたのも大満足。特に笹塚死亡の前後の盛り上がりっぷりは神がかっていたぜ。
おそらく今年中に大団円を迎えるだろうけど、それまで手に汗握りつつ見守っていきたいね。
■メイド諸君!(きづきあきら+サトウナンキ) いやー、全員が見事「幸せ」になった見事な結末でした。
3巻での名ゼリフ
「なんで処女じゃないんですか!?」が発せられた時点では、物語がこういう方向に着地することになるとは思ってもみなかったけれど、終わってみるとこれでしかありえないなと思う。
全4巻というのも、テンションダウンしないくらいのちょうどいい長さだった。個人的には『ヨイコノミライ』と並ぶ代表作に数えられていいと思う。
■よつばと!(あずまきよひこ) もうこの作品については「みんなまずは読んでくれ」としか言えない。いや、ぼくが言うまでもなく読んでいるとは思うんだけど。
ああ、うまく語れないことがもどかしい。
■大奥(よしながふみ) 安定しておもしろい歴史ifもの。
「男女逆転大奥」という舞台を作るために施された細やかな設定も、虚構の中に巧みに史実も織り交ぜた構成も、その中で起こる人間ドラマも、誤解を恐れず言うと女性作家にしか描き得ないものであると思う。次巻がいつになるかはわからないけど、続きが楽しみだ。
■聖☆おにいさん(中村光) 今さらぼくなんかが取り上げるまでもないだろう(よつばと!でも似たようなことは言ったが)。使い方が難しそうな宗教ネタをさらっと日常に絡めて笑えるギャグにしているあたりがにくい。
正直1位に選ばれるような作品か?とは思うけど、そこは好みの問題なんだろう。とやかく言っても詮ないことだ。
■百舌谷さん逆上する。(篠房六郎) ツンデレを篠房六郎が料理するとこうなるのか……。
ツンデレ、正式名称ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害。ツンデレは病気である、というそれだけなら出オチにもなりかねないネタをうまくいじりまわして極上のギャグにしている。たまにまかり間違って普通のラブコメっぽい雰囲気になっているのも個人的にはポイントが高いところ。
2008年もっとも笑った作品かもしれない。
■3月のライオン(羽海野チカ) ヤングアニマルに行っても羽海野チカはやっぱり羽海野チカだった。それでいてちゃんと青年誌でも違和感がないのは意外。
関係ないけど今の零の環境ってじつにエロゲ的というか、ハーレムだよね。
うらやまけしからん。
■Landreaall(おがきちか) こちらのエントリ参照。
と、ちょっと手抜きをする。
■GIANT KILLING(綱本将也/ツジトモ) 今年もっとも燃えた作品。熱い、とにかく熱い。作者のサッカーに対する愛が伝わってくる。
そして作画に関して言えば「空間」の見せ方がとにかくうまい。新人とは思えない。画力自体は達者とは言えないながらも、その演出力ははじめから突出していた。そして画力も演出力も連載が進むごとに成長していくのが見える。おまえは少年漫画の主人公かと。
この作品についてはいずれまた別エントリで記事にしたい。
■サナギさん いつまでも続くと思っていたかけがえのない日常。終わってしまうなんて信じられないと思いながらも目にした最終回は、涙なしには語れない、出色のできでした。
独特の視点から見える日常に潜む意外な一面を、ちょっと毒のあるユーモアとネーム力で描いたこの作品は、2008年のベストでありぼくの心に生涯残る傑作。これに関してはちょっと別格です。
というわけで、10作品選んでみました。まだまだ入れたい作品はあったけど、10個という枠の関係上泣く泣く削ることに。初めてやってみたけどなかなか難しいもんだね。
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